塩には海の塩、山の塩とあります。
「海の塩」とは、その名のとおり、海水から作られたものす。
「山の塩」とは、岩塩や湖塩から作られたものですが、岩塩や湖塩も、海由来のものです。
海水に含まれる主な成分は、塩化ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムです。 塩に含まれる成分の含有量は、塩の製法によって異なります。
それぞれの塩の特徴を把握して、減塩に役立つ塩選びの参考にしてください。
ナトリウムが不足すると体には次のような症状が現れます。
山の塩に比べてミネラル分を多く含んでいるため、塩辛さだけではなく、味の深みやコクがあるので、淡白な味の調味に適しています。
野菜や白身魚、豚や鶏など比較的淡白な味の肉を使った料理に使用すると、素材の味をうまく引き立てる事ができるでしょう。
採掘した岩塩や湖塩を水で溶かし、それを天日干ししたり、釜焚きして製塩します。塩水湖の塩水を使用する場合は、天日干し、または、釜焚きして製塩します。
岩塩・湖塩とも、塩化ナトリウムの純度が高いため、塩辛さが際立っています。そのため、くせの強い肉(牛や羊など)や魚(かつおやマグロなど)への味付けとして使用すると、素材に負けない調味ができるでしょう。
海の塩、山の塩のどっちが、と言うより、カリウムやカルシウムが多く含まれている塩が減塩に適していると言えます。
カリウムやカルシウムは体内の塩分濃度調節に関わる成分すから、これらが多く含まれている塩を選ぶ事で、摂り過ぎた塩分を無理なく排出する事が期待できるからです。
塩を購入するときは、パッケージに印刷されている栄養成分表のカリウムやカルシウムの含有量を見るように心がけましょう。
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塩と体のはなしインデックス > 海の塩、山の塩
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