減塩と運動
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体重を落とすと血圧も下る？！
コレは実話です。
高血圧症と診断されたSさん。降圧剤を処方されました。そのとき医師に言われた一言が『体重を落とすと血圧も下がるよ！』でした。
降圧剤を処方されたSさんは、いずれは薬に頼らず血圧を下げたいと思い、降圧剤を飲みながら、減塩の食事とウォーキングを始めました。
数ヵ月後には体重を５キロ落とし、血圧は標準値になり、医師や看護師を驚かせました。もちろん降圧剤を飲まなくてもよくなりました。
そして今でも、減塩の食事とウォーキングは続けています。
体重を落として血圧も下げるなら有酸素運動が一番！
では、有酸素運動が良い理由、続けるポイント等を紹介します。
高血圧には、有酸素運動が効果的
運動には有酸素運動と無酸素運動があります。
無酸素運動は、一瞬息を止めて瞬間的に力を出す運動で、筋力トレーニングなどがそうです。 この運動は、急激に血圧を上昇させるので、高血圧の方は注意が必要です。
一方、有酸素運動は、全身を使い、酸素を多く取り込みながら継続的に行う運動で、ウォーキング、ラジオ体操、サイクリング、アクアビクスなどをいいます。
高血圧などの生活習慣病の予防や解消には「おしゃべりしながら出来る」程度の有酸素運動が有効だといわれています。
☆注意！下記の症状があるときは運動を避けてください
重症高血圧、風邪をひいている、熱がある、不整脈がある、手足がしびれる、めまいがする、動悸が激しく胸が苦しい、すでにひざを痛めている。
有酸素運動が高血圧にいい理由
- 血管が拡張し、血液循環が良くなる
筋肉を動かすにはその栄養となる酸素が必要になりますが、酸素は血液によって筋肉に運ばれていきます。
有酸素運動を始めると、酸素を体に多く取り込もうとするため、呼吸や血液循環の働きが活発になります。
多くの酸素を筋肉へ運ぼうとするため血管が拡張し、結果血圧が下がります。
これが繰り返されると、血管の柔軟性が良くなるので、血圧が上がりにくくなり動脈硬化を防ぐ事ができます。
- 肥満解消に繋がる
有酸素運動は肥満の解消にも効果的です。
肥満になると体の面積が大きくなるので、隅々まで血液を行き渡らせるため、全身へ送り出す血液量が多くなり、血圧が上昇します。
また、肥満になると血液中の脂質も多くなるので、血液がスムーズに流れにくくなっており、体内の体脂肪も多いため血管を圧迫している場合もあります。
有酸素運動を続ける事により、体脂肪や血液中の脂質が消費されやすくなるので、肥満解消に繋がり、結果、血圧の低下にもつながります。
- 自律神経の働きを整える
運動をする事で、自律神経の働きが整い、交感神経と副交感神経の切り替わりがスムーズになります。
交感神経が優位になると、血管が収縮し、脈拍は力強く、活動的になっています。副交感神経が優位になると、血管は拡張して脈拍はゆっくりになり、体がリラックスします。
無酸素運動では交感神経の働きが強く、運動後もその状態が続きやすくなっていますが、有酸素運動の場合は、比較的早く副交感神経が優位になり、血圧が下がります。
運動は少しずつ、長期間続ける事が大事
運動する時間（長さ）は、1回30分～60分が理想とされていますが、5分や10分など細切れの時間でも良いので、毎日続ける事が大事だと言われています。
普段通勤している人は、仕事帰り、駅から家までを歩くとか、電車の一駅分を歩く、お昼休みの食事先を少し遠いところに行ってみることも良いのではないでしょうか。
高血圧の予防や対策、健康維持のために適度な減塩をする事はとても効果的だと思います。
減塩だけするよりも、運動もあわせて行うと、その効果は倍増します！
※重度の高血圧の方や合併症のある方は、運動が逆効果となり注意が必要です。
運動を始める前に、かかりつけの医師に確認しましょう。
ウォーキングに関するサイト・書籍他の紹介
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Panasonic”ダイエットナビ”にある、ウォーキング情報です。
ウォーキングの効用、実践編、目的別体質別ウォーキング、楽しく続けるためのポイントなどを紹介しています。目的別・体質別のウォーキングの中には「血圧が気になる人のためのウォーキング」もあります。
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