嚥下食とは、嚥下(えんげ)に困難を抱える人々のために調整された食事のことです。
嚥下は、食べ物や飲み物を口から喉を経て食道へと送り込む過程を指しますが、さまざまな理由でこの過程がスムーズに行えない場合があります。例えば、高齢者や脳卒中患者、神経疾患を持つ人などがこれに該当します。嚥下障害があると、食事中にむせたり、誤嚥を引き起こしたりするリスクが高まり、最悪の場合は肺炎などの合併症を招くこともあります。
嚥下食の特徴は、食材の形状やテクスチャー(※1)を工夫して嚥下を容易にすることです。一般的にはピューレ食、刻み食、とろみ食があります。
食事はただの栄養摂取ではなく、見た目や栄養バランス、塩分や糖分を適度に調整する等を考え食事の時間が楽しくなるよう工夫することが大切です。
※1口当たりや舌ざわり、噛み応えなど、口腔内で感じられる食品の物理的性質の総称
減塩中の方がご高齢で飲み込みがうまくいかなくなってきたり、脳梗塞などの後遺症で摂食・嚥下障がいとなるかもしれないとき、自宅でどんな食事を作ってあげたらよいでしょうか。
そのようなときは、嚥下食の情報サイト「嚥下食ドットコム」をご覧になってください。
嚥下食ドットコムでは、嚥下食の基本知識、嚥下食レシピ、コラム、イベントやセミナー他の情報を発信しています。
一般の方には嚥下食の基礎知識と嚥下食レシピ、コラムがとても参考になります。
公式アプリもあるので、スマートフォンで手軽に見ることもできます。
サイトを監修しているのは、金谷栄養研究所の所長”金谷節子”さんです。
栄養学専門家として広く知られており、大学で栄養学を学び、食事療法や健康促進に関する研究を行っています。また、個人のライフスタイルに応じた食事提案を行い、多くの人の健康維持に貢献しています。
〇出典元:嚥下食ドットコム
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☆☆☆ 減塩ネットスタッフから ☆☆☆
嚥下食は医療や介護の現場で広く利用されていますが、嚥下食に関する知識は嚥下障がいの家族や本人自身にも必要です。適切な食事を選ぶことで、健康維持や生活の質を向上させることができ、家族の絆を深めたり、本人の心理的な満足感を高めることができます。
今は必要ないと思う方でも事前知識としてご覧になっていただきたいと思います。
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