減塩商品のはなしインデックス > 減塩の塩のはなし
塩は、Nacl(塩化ナトリウム)ですが、減塩塩と言って販売されているものには、Nacl(ナトリウム)のかわりにKcl(塩化カリウム)を使っているものがあります。
塩化カリウムの精製は、製塩を行った後に発生する苦汁(にがり)から、塩化カリウムを生産する方法が多いようです。塩化カリウムの入った減塩塩は、減塩しょう油やは減塩つゆの素などにも使われています。
また最近では、塩に昆布、干ししいたけ、ほたてなどの旨みをプラスして、ナトリウムの使用量を減らすことで減塩する商品も増えてきました。
右の栄養成分表の商品は、減塩の塩を使ったものです。
カリウムは100ml当たり『3,000mg』と表示されていますが、同じメーカーの普通のめんつゆには、カリウムの表示がありませんでした。
皆さんは、普通の塩と減塩の塩をなめて、味比べをしたことがありますか。ぜひ一度味比べをしてみることをおすすめします。
味比べをする時、まず最初に普通の塩を、次に減塩塩をなめてみましょう。
いかがですか?
減塩の塩は、後味が少~し苦いように感じます。(スタッフの感想です。)
減塩つゆの素も味見してみると、減塩の塩を使っているのがわかります。
腎臓の悪い方は減塩の塩の使用に注意してください。
塩化カリウムを使用した塩と、昆布等の海草を使用した塩(カリウムが多く含まれています)の使用には注意が必要です。
特に人工透析を受けている方では、カリウムが腎臓から排泄されないため、血中カリウムが上昇し、「高カリウム症」による心臓障害が起ることがあります。
■参考に
精製塩の100gあたりのナトリウム量は、39.0g(39,000mg)です。
※食品栄養成分表2014に掲載されている精製塩の数値から引用
味の素(やさしお)
大正製薬(減塩習慣)
日本海水(お塩で減塩)
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